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織田作之助「夫婦善哉」

Audiobook

舞台は大正時代の大阪。

年中借金取りが出入りする貧乏な天麩羅屋の娘の蝶子は、小学校を出るとすぐ女中奉公に出されました。

17歳で芸者になると、明るくお転婆な気性が愛嬌となり、人気芸者へと成長。

そんな時出会ったのが、安化粧問屋の息子で妻子持ちの柳吉でした。

3ヶ月ほどで仲を深めた2人は、柳吉が東京に行くのを機に駆け落ちをします。

ところが、震災に遭い、大阪の蝶子の実家に戻ることになりました。

そして、黒門市場の中の路地裏の2階に間借りをして生活を始める2人。

しかし柳吉に職がなく、蝶子が臨時雇いのヤトナ芸者として稼ぐことになります。

その稼ぎで遊びに出かけるようになった柳吉は、実家の父親から勘当されてしまいます。

更に妻は籍を抜いて実家に戻り、娘は柳吉の妹が母親代わりとなって面倒を見ることになりました。

柳吉は口実を作って実家に行くも、娘に会わせてもらえず、蝶子の貯金に手をつけて放蕩する日々。

そんな姿を情けなく思う蝶子ですが、家を飛び出して楽天地横の自由軒でライスカレーを食べるうちに柳吉が恋しくなるのでした。

やがて柳吉は働き口を見つけ、蝶子もまたヤトナ稼業に身を入れるようになりました。

そんな中、妹が入り婿を迎えることを機に父親から廃嫡された柳吉。

実家への思いや娘への愛情を断ち切ることができず、またも放蕩する日々を過ごします。

そこで蝶子は、自力で柳吉を一人前の男にしようとしました。

資金を貯めては店を開く2人。そのうちに柳吉が病気を患い、入院費などで出費が嵩むようになり、蝶子は再びヤトナに出るようになりました。

そしてある日、同じ抱え主の元にいた芸者と再会する蝶子。

その出会いにより、それからの柳吉と蝶子にまた変化が訪れます。

Formats

  • OverDrive Listen audiobook

subjects

Languages

  • Japanese